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〜宮沢靖幸の考え方〜


色々な事が起こってます。判らない事だらけです。
でも人間は前を向いて進んでいく必要があります。そのために自分自身の考え方をまとめています。
その一部をここに示し、興味ある方のご意見を頂戴できれば、ありがたいと考えております。

よろしくお願いします。なお、既に本HPの他のページに掲載済みの内容もあります。重複して掲載される場合もあります。ご了承下さい。

2012/4/6
 最近思う事,その1.
 無自覚のマインドコントロール.テレビで聞いた言葉です.こんな事が本当にあるのでしょうか?

 最近思う事,その2.
 あまりにも不公平な業務.仕事をしても,仕事をしなくても,給料が同じではやる気が出ません.この状況が僅かな期間であれば,また,上司に当たる人がこの状態をちゃんと把握していれば,問題は少ないと思います.でも,違います!私には解決策が見えません.大学教員も出来る事と出来ない事があります.日本語が不自由で授業運営や学生指導に問題のある大学教員もおります.大学教員が行わなければならない仕事を研究室の学生に押しつけている大学教員もおります.どうしたら良いのでしょうか?判りません.まじめに取り組んでいる者がバカを見ているようです.正直者がバカを見る.私が一番嫌いな言葉です.上に立つ者がもう少し意識と自覚を持って取り組んで頂きたいです.
 すみません愚痴です.

 最近思う事,その3.
 大学教授とはなんでしょうか?最近よく考えてしまいます.自分自身の能力不足も痛感しております.より一層の精進と努力が必要と考えております.
 ところで,研究論文の数が満足されれば,大学教授に昇格できるのでしょうか?最近の研究は細分化されており,他者の研究の詳細を理解し優劣を判断する事は極めて難しい事です.私には出来ません.また,教育や学内外の運営活動はどの様に評価されるのでしょうか?明らかに教育(授業運営や学生指導など)に関する能力がほぼ無いと判断できる大学教員は教授に昇格出来るのでしょうか?該当する教員がいた場合,学生に迷惑がかからない事を祈ります.


その1、授業の出席や欠席や成績評価に関して
この項目は、議論が尽きないと思われますが、これまでの宮沢の経験から次の様な成績評価方法を考えました。ご批判頂ければ幸いでございます。

成績(合否判定・単位認定・達成度評価など)は、中間試験(実施した場合のみ)と定期試験の平均点(中間試験と定期試験に重み付けを行う場合がある)を用い、表1に従い評価する
1 達成度・試験平均点と成績の関係
達成度 成績評価基準 成績
中間試験と定期試験の平均点 成績評価条件
90%以上 およそ90点以上 条件1 S
条件2 S
演習問題などが未提出 E
80%以上90%未満 およそ80点以上、およそ90点未満 条件1 S
条件2 A
演習問題などが未提出 E
70%以上80%未満 およそ70点以上、およそ80点未満 条件1 A
条件2 B
演習問題などが未提出 E
60%以上70%未満 およそ60点以上、およそ70点未満 条件1 B
条件2 C
演習問題などが未提出 E
60%未満 およそ60点未満 条件1 C
条件2 C
演習問題などが未提出 E
世間一般の常識で判断し、東海大学工学部材料科学科の大学生としての努力が一切認められない程度の低い達成度。 条件1 E
条件2 E
演習問題などが未提出 E
病気などによる長期欠席者
病気などによる試験未受験者
本人または家族からの申し出に基づき、相談を行い、考慮すべき事由が認められ、その後、指定された期日までに、担当教員が指定した措置を行った場合。 C
考慮すべき事由が認められなかった。または、成績最終提出日までに申し出や相談が一切無かった場合。 /
長期無断欠席や試験無断欠席など成績評価不可能者 原則として対応は一切しない。 /

1中の条件1、条件2の説明
【条件1】全ての授業に出席し、全ての演習問題が締め切り前に提出され、提出された全ての演習問題の解答の達成度が80%以上。なお、「授業への出席と欠席に関する注意事項」を参照する事。
【条件2】全ての演習問題が提出され、提出された全ての演習問題の解答の達成度が60%以上。ただし、演習問題の提出が極端に遅れた場合、演習問題を採点しない。なお、「授業への出席と欠席に関する注意事項」を参照する事。
授業への出席と欠席に関する注意事項
大学では、どの様な理由(健康上の理由・弔事・慶事・学内外のサークル活動・公共交通機関の遅れや運行取りやめなど)であっても、大学が開講し、授業が実施されている場合、授業に出席していなければ、欠席となる。「出席の定義」は次に示す通りである。教員が講義を行っている間、講義を聴講できる状態で、着席し、教員の講義内容を全て聴き取り、必ずノートや配付資料などにメモを取る事。ノートやメモは授業終了後、復習に役立つ内容である事。当然の事であるが、睡眠学習・雑談などは一切認められない。もちろん授業を聴講していない学生諸君には、担当教員が出来る限り注意を促すが、100%は難しい。大学生であるので大人の自覚を持って授業に望んでもらいたい。
@授業要覧などに示されている通り、東海大学で開講されている授業を履修する場合、全ての授業に出席する事が原則です。原則として欠席は一切認められておりません。言うまでもありませんが、授業への出席は学生諸君の義務です。欠席により不利益を被るのは学生諸君自身です。
A本授業では、東海大学学修に関する規則、第17条第2項「出席回数が当該授業科目に定められた授業回数(試験を含む。)の3分の2に満たない場合には原則として単位は認定されない。」が適用されない場合があります。
B「止むを得ない理由による欠席」の場合、授業を担当する大学教員は、「欠席確認届」(欠席届とは異なる)を持参した学生が教員へ申し出た時点で「学生が授業を欠席する場合の取扱いガイドライン」に基づき対応する事が義務づけられております。欠席理由の正当性などに疑問がある学生は、必ず担当教員に申し出て、相談して下さい。
C「欠席確認届」(欠席届とは異なる)の発行が認められない欠席理由(就職活動、個人的な理由など)の場合、必ず担当教員に相談して下さい。「学生が授業を欠席する場合の取扱いガイドライン」によると、欠席理由の正当性は、最終的に担当教員が判断する事になっています。
D理由無く長期間の欠席が確認された場合、該当学生の保証人へ直接連絡を取る場合があります。
E病気などによる長期欠席の場合、担当医師や保証人などと相談し、特別な措置を執る場合があります。


その2、業務分担について
ワークタイムバランスと言う言葉が使われて久しいですが、浸透しているとは言い難い状況です。今後、意見をまとめたいと考えております。
簡単な事ですが、現在、実施されている施策はその殆どがゴールではなくスタートだと考えております。


その3、材料科学研究を履修するに当たって注意すべきと考える事。
 材料科学研究は、研究室に所属し、学科専任教員から直接指導を受け、最終学年で履修する卒業研究に関わる準備をする授業である。材料科学科では、プレ卒業研究と位置づけられている。ところで、材料科学研究を標準的に履修する学年は3年生である。3年生では、卒業に必要単位のうち卒業研究以外の単位習得も重視するべきである。材料科学研究は卒業研究とは性格が異なる科目である。ところが、材料科学研究を履修する際、研究室での材料科学研究に関わる研究活動を極端に重視し、他の授業科目の勉強を疎かにする場合がある様である。3年生では、研究室での研究活動より授業科目の勉強を重視するべきである。材料科学研究に関わる研究室での研究活動が忙しい事を理由に通常授業科目の勉強や提出物を疎かにする事は言語道断である。注意して欲しい。同じ事であるが、学生が研究打合せのために授業を欠席する事も言語道断である。そんな学生は、材料科学科には居ないと信じているが・・・。


その4、出張などによる休講対策に関する考え方。
 授業は定められた回数を欠けることなく実施するべきである。しかし、大学教員そして一人の人間として避けられない事情により授業を休講とせざる得ない場合がある。休講は、必ず補講によって対応するべきであるとの意見もある。
 宮沢も可能な限り、補講により対応する様に心がけている。補講を行う場合、大学は原則としてその週の土曜日の午後に行う様に指示している。土曜日の午後に行う補講が学生の実力向上に結びつくか、宮沢は疑問を持っている。そこで、ウイークデーの学生諸君の共通の空き時間に補講を行う様に調整を行うが、なかなか難しい。今までの経験で調整して補講を行う場合、5限目や6限目になる場合が多い。6限目の場合、授業終了時刻は午後8時となり、決して好ましい終了時刻とは考えていない。
 一方、大学は休講対策としてレポート対応による方法も認めている。そこで、宮沢は補講による休講対策を最優先とするが、難しい場合はレポートによる休講対策を取る。どの場合も学生の実力向上が最終目標である事は変わらない。

その5、シラバス配布に対する考え方。
 シラバスは学生と最初に取り交わす重要な約束事であると考えている。従って、シラバスを配布する場合、授業目標や概要など全ての内容を含む書類が必要と考えている。現在、大学が勧めているシステムでは、授業要旨または授業概要などが判りにくい書面で学生に配布されるに過ぎず、宮沢が本当必要と考える、授業の目標は配布されていない。そこで、宮沢が担当する授業では、授業の目標を含む全てのシラバスを判り易い書類として配布する事を心がけている。

その6、授業への取り組み、特に、TAの業務に対する考え方。
 特定の授業では、TA(ティーチングアシスタント)による授業や、TAとして採用した卒業研究生や大学院生による研究発表などが抜群の教育効果を挙げる事は宮沢も自覚している。しかし、授業の一部を卒業研究生や大学院生が恒常的に担当する事は、長い目で見た場合、履修した学生の教育効果に繋がるとは、考えていない。
 そこで、宮沢が担当する授業では実験科目(材料科学研究や卒業研究を含む)など特別な場合を除いて、学生(卒業研究生や大学院生)が授業を担当する事はない。