在学生からのメッセージ

------------------------------------------------------------------------------


材料科学科2年次生
松田 真珠美さん

 高校ではなんとなく文系クラスに所属していた私。しかし、高校がSSH(スーパー・サイエンス・
ハイスクール)に指定されたので、遊び半分でそれに参加してみました。すると科学の楽しさ・
奥深さを知り、興味が湧いてきてしまい、好奇心に任せて進学先を理系であるこの工学部材
料科学科へと変更しました。無謀なことをしてしまったなあ……と不安に思っていましたが、開
講科目が豊富で基礎をきちんと学べる授業もたくさんあり、また、質問に丁寧に答えて下さる
先生ばかりなので、何とかなっています!ここでは、材料全般を広く学ぶことができます。物
理、化学だけでなく生物的なことも扱っているので、自分の興味関心に合わせてやりたいこと
ができるというのが大きな魅力のひとつです。専門科目では、理論ばかりでなく、実験など将来
に役立つような実践的なノウハウを教えてもらえます。単なる「知識」ではなく「知恵」を得ること
ができますよ。社会に出た自分を想像しながら、授業の内容を頭に刻み込みましょう!また、
総合大学ということを活かして、自分の専門以外の分野の授業を受けることもできます。広い
視野を持ち、自由に学びたいことを学ぶ。私はここで学んでいることを大変有意義に感じてい
ます。世の中の大元は、すべて「材料」です。どんな材料でモノを作るか。強さ、脆さ、伸びやす
さ、軽さ、耐熱性、耐食性、……使われる場面に適した材料を使えば、モノはより良いものにな
ります。材料科学科では、モノづくりの一番根本を学ぶことができます。いわゆる縁の下の力
持ち、でも私は最も大切なことだと思います。材料科学科で力を付け、地球の未来に貢献した
い方、お待ちしています


------------------------------------------------------------------------------


(2008年4月から大手企業へ技術職(総合職)として就職する内定を得ました)
材料科学科4年次生
岡本 芳枝さん

 【材料科学】とはいったいどのような学問なのだろうか。受験生の皆さんはぱっとイメージがわ
かないかも知れませんね。簡単に言えば、世の中にある全てのものの基盤となる学問です。
 私は、高校生のときから、スペースシャトルや航空機に興味を持っており、大学では、これら
に関係することを学びたいと思っていました。受験に際し、自分が根本的に何を学びたいのか
考えたところ、スペースシャトルや航空機の機体、エンジン部分にどんな材料が使われている
のだろうか?ということでした。そんな時に出会ったのが、材料科学という学問でした。材料科
学科では、金属材料、セラミックス材料、高分子材料をはじめ、材料を中心に自動車や航空
機、医療関係の勉強も可能です。しかし、材料の勉強は、高校までの勉強と全く異なり、なにも
かも初めてのことばかりで、ゼロからのスタートでした。不安でいっぱいでしたが、厳しくもやさ
しい先生、先輩方が熱心に指導してくださったので、徐々に実力がついてきて、学ぶことが楽し
く感じられる今日この頃です。
 私は、材料科学科は、自分自身の興味と頑張り次第で、いくらでも自分の可能性を伸ばせる
学科であり、No. 1ではなく、Only 1になれる学科でもあると思っています。
 好奇心旺盛で、色々なことに興味のある方にお勧めの学科です。ぜひ、チャレンジしてみて
下さい。


------------------------------------------------------------------------------


(2007年1月3日・箱根駅伝第6区を激走しました)
材料科学科4年次生
皆倉 一馬さん

 中学、高校と部活で陸上競技の長距離を続けてきて、箱根駅伝を走りたいという思いと宇宙
や航空機に興味があることから工学部の材料科学科を選びました。大学の部活動と理系学科
の勉強との両立は大変でした。実際の授業では今まで聞いたことのない新しい分野のことば
かりで新鮮味がありステンレスなど身近な材料でもいろいろな技術が詰まっていてとてもおもし
ろいものでした。両立できたのは先生方の教え方の上手さと分からない部分ががあるときなど
は質問の機会を与えてくれるので実験などを交えた分かりやすい授業のおかげでここまで単
位を落とさずにやってこれたのだと思います。部活では「箱根駅伝」の10人のメンバー選ばれ
今年の1月3日山下りの6区を走ることができました。来年は総合優勝目指して練習に励んでい
きたいとおもいます。材料科学科は世界最高水準の日本の材料技術のことや宇宙空間などの
極限環境で利用する材料のことなど最先端技術が学べる学科です。卒業研究では学んだ知
識やアスリートとしての経験を活かしてアスリートのための材料開発に取り組みたいと考えてい
ます。なお、”カップヌードル”日清食品に就職内定をいただくことができ、現在は自分で走るた
めのレーシングシューズのソール部分におけるスポーツマテリアルに関する卒業研究を行って
います。


------------------------------------------------------------------------------


(2008年4月から東海大学大学院工学研究科へ進学することが決まりました)
材料科学科4年次生
橋本 邦彦さん

 受験生の皆さんは今、興味があることがありますか?受験生であったときの私はやりたいこ
とが見つからず、どこの大学で何を学ぼうか、なかなか決められませんでした。そんな時に材
料科学科と出会いました。この学科には金属・セラミックス・高分子材料をはじめ、超伝導材
料、エレクトロニクス材料など幅広い分野があると聞き、きっと自分にあった分野があると思い
入学しました。そんな私の今やっている研究は緑色系蛍光セラミックスです。簡単に説明しま
すと、蛍光セラミックスは光や電気などのエネルギーを吸収し、蓄え、暗闇で発光します。この
特性である発光の強さと発光時間を向上させることを目的とし、これが向上すると電気の消費
を少なくすることができ、エネルギー問題の解決にもなる、やりがいのある研究だと思っていま
す。学科には研究設備が整っており、専門分野のすばらしい先生もいるため、やる気さえあれ
ばいくらでも学ぶことができる魅力的な学科だと思っています。受験勉強は大変だと思います
が、がんばって下さい。


------------------------------------------------------------------------------


(2008年4月から地元企業(実家近隣)へ技術職(総合職)として就職する内定を得ました)
材料科学科4年次生
堺 大亮さん

 様々な考えを持ち、大学進学を考える人がいると思います。本当に勉強したい人、なんとなく
進学した方が無難かなぁっと考える人、その考えは人それぞれかと思います。基本として、化
学を勉強していて少しでも面白いと感じ、また、あなたが「こんなモノを作ってみたい」と思え
ば、材料科学科はどんな考えも幅広く応えてくれ、この学科があなたの道を拓く最高のサポー
トをしてくれます。東海大学・材料科学科は、設備環境が整っているのはもちろんのこと、指導
してくださる方々も素晴らしく、総合的に勉強環境が整っています。授業や学生実験の際に
は、時に厳しさを持たせながらも、困った時は手助けをしてくれる教え上手な大学院生達がい
ます。先生方は、忙しい中でも時間を見計って快く学生の相談に乗ってくださり、時に一緒にお
酒を飲む機会もあり、また時には学生を叱る時もあるなど、学生のことを真剣に想う先生達が
います。そんな環境が私達を成長させ、将来を導いてくれる一つの要素なのです。また、材料
には金属やセラミックスなど分野によって工学的に広い用途があります。そのことも含め、
様々な価値観を持った学生が全国から集まります。次のことは東海大学の良いとこなのです
が、そもそも東海大学が多様な学部のある総合大学なので、大学生活でも本当に様々な人間
性を持った人達との出会いがあります。その中であなたと気の合う友人ともきっと出会うでしょ
う。そんな数々出会いから、自分自身になかった視野を知ることができ、その一つ一つが私に
広い視野を持たせてくれました。これもまた人間的に成長させてくれる一つの要素なのです。
私は先日まで就職活動を行っていましたが、無事にSONY関連会社から内定を頂くことが出来
ました。実はこのことは昔の私から考えれば、考えられないことなのです。私は高校時代、部
活ばかりの生活で勉強がとても苦手でした。入学当時は、勉強面でかなりの不安がありました
が、上で述べたように、この学科が私を学力的にも人間的にも成長させてくれたお陰で、就職
活動が予想以上のものになったと思います。このように、材料科学科で知識を得たことはもち
ろんのこと、社会的に広い視野を持たせてくれました。このことは社会に出る前に良い経験で
あると思います。私は学力的にも人間的にも成長させてくれた東海大学・材料科学科に感謝し
たいと思います。


------------------------------------------------------------------------------


(2007年4月U19ラクビー日本代表選手として世界大会(アイルランド)に出場しました)
材料科学科1年次生
三上 正貴さん

 私は、U19ラグビー日本代表に選ばれ、アジア大会(台湾)、世界大会(アイルランド)に出場
しました。東海大学に入るなら、体育学部に入るのが運動部では、普通かもしれません。しか
し、私は、工業高校卒ということもあって、工学部に入りたいと思っていました。工学部のどの
科にするかを選んでいると、「材料」の大切さを知りました。「材料」を取り扱っている人は、光
は当たらない陰の仕事のような感じですが、実は工業界にとってなくてはならない大切な分野
ということを知りました。一見運動部で、学業との両立は難しいと思いますが、無理なことでは
ありません。がんばらずしてできることではありませんが、材料に興味があればきっと楽しい大
学生活を送れると思います。ぜひ運動部の方でも工学部材料科学科で楽しく学んで下さい。


------------------------------------------------------------------------------


(2008年4月から大手企業へ技術職(総合職)として就職する内定を得ました)
材料科学科4年次生
中林 克仁さん

 私は高校時代、工業高校で機械について学んでいました。機械について学んでいくうちに、
機械の元になる材料の重要性に気づきました。そして、材料についてもっと詳しく学んでみたい
と思い進学を決意しました。大学選びの時に昔から興味があったスペースシャトルなどの航空
宇宙関係の材料を学べるこの学科を見つけました。私は高校時代、実習が多く基本的な勉強
には自信がありませんでした。しかし、アドミッションズ・オフィス入試の存在を知り、その方法
で受験し合格することが出来ました。ちょっと勉強に自信がない人は受けてみるのも良いかも
しれませんね。今では一部上場企業に内々定を頂き、卒業研究によってさらに詳しく材料科学
というものを理解するため日々、過ごしています。みなさん考えてみてください、何を作るにして
も材料は欠かせません。この世の中のものは材料がないとできないのです。みなさんの手で新
しい材料を作って社会に貢献してみましょう。


------------------------------------------------------------------------------


(日本金属学会誌2006年11&12月号の表紙に掲載論文の研究写真が連続掲載されました)
大学院工学研究科修士課程2年次生
神田 昌枝さん

 中学生の時、宇宙や銀河またロケットが大好きで、将来は天文学か航空学を勉強したいと
思っていました。特に1997年地球へ接近したヘールボップ彗星、1997年7月4日に火星に着陸
したマーズ・パスファインダーは、私の宇宙への憧れを強くしました。宇宙に夢中になっていた
時、マーズ・パスファインダーの特別番組を見ました。マーズ・パスファインダーとは、NASA(ア
メリカ航空宇宙局)が行なった火星探査の事です。当時、技術者達に問題となったのが「どのよ
うに低コスト化して探査機を着陸させるか」です。その番組では、技術者達がチームで話し合
い、様々な試験を繰り返している映像が流れていました。そして、従来行なっていたロケット推
進を用いた軟着陸ではなく、探査機をエアバッグに包み込んで、火星の地表でバウンドさせて
探査機を着陸させる方法が生まれました。この番組を見てとても強い衝撃を受けました。
そこから私の夢は、技術者になってチームで何か大きなプロジェクトを成功させたいと思うよう
になりました。番組で見た技術者達のように「材料」を勉強したいと思いました。入学後は
JABEEコースを履修しながら、2つのサークル活動を行なっていました。1つめは放課後から管
弦楽団でビオラを弾き、2つめは天文サークルで夜から星を見に行っていました。このように、
勉強とサークルの両方に力を入れ学部時代を過ごしていました。大学院進学後は日本を始
め、フランスの国際学会に参加し、良い刺激を受けました。今も中学生の時に抱いた夢に向か
って挑戦する日々を送っています。


------------------------------------------------------------------------------


(2007年3月 日本金属学会・日本鉄鋼協会奨学賞を受賞しました)
大学院工学研究科修士課程1年次生
岡部 康幸さん

 高校3年生当時、大学選びで頭にあったのは「宇宙に関係するものがやりたい」という極めて
漠然としたものでした。東海大学の材料科学科を選んだのも、「航空宇宙・構造材料コース」と
いうコースがあることや、いくつかの授業名に航空宇宙という単語が入っていたからという安易
なものでした。そのため、当時は授業名や各研究室の研究内容を見てもどんなことをやってい
るのかまったくわからず、「本当にこの学科でやっていけるのだろうか」と不安でいっぱいでし
た。しかし、実際に授業が始まると、わかりやすい授業や、授業に関係する材料の利用例、先
生方の研究内容を交えた魅力ある授業の数々に触れ、「材料」という分野に大変興味を持て
るようになりました。また、材料は全ての工業の源とも言え、多くの分野に関わることから、他
学科の先生方による授業や「特別講義」と呼ばれる他大学や企業で活躍されている方を招い
た授業がいくつも開講されており、材料の目から様々な分野を見ることができます。さらに、東
海大学は総合大学という利点を活かし、他学部、他学科の授業を自由に受けることもできま
す。このように、様々な分野に触れることで自分自身の将来について広い目で考えることがで
きるとともに、多くの工業に深く関わる材料学ならば、将来それらの分野へ進み貢献すること
ができるのです。理系学部への進学を考えている人が最も期待と不安を持つのは、「卒業研
究」ではないでしょうか。本学科には様々な専門分野を持つ先生方、個性ある研究室がいくつ
もあり、1年次生からそれらの研究室に触れる機会があります。材料科学科なら、きっと自分に
あった先生、研究室に出会うことができるでしょう。


------------------------------------------------------------------------------


(2007年6月 財団法人朴龍九育英会奨学賞を受賞しました)
連合大学院理工学研究科博士課程2年次生
黄 今燦さん

 最先端の半導体製造工程や幅広い分野に用いられているセラミックスの合成や評価の研究
を行っています。
 韓国のあるセラミックス製造会社に勤めていた私は、本当のセラミックスの特性がぜんぜん
分からなかったです。優れているセラミックス材料をより深く勉強するために連合大学院に進
学しました。学卒の私は博士課程に進学できて、なお共同ゼミナールで他キャンパスの講義も
受けられ、幅広い分野の勉強ができることは連合大学院ならではと感謝しております。皆様も
ぜひ挑戦してください。


------------------------------------------------------------------------------





戻る
戻る


Copyright (c) Department of Materials Science, Tokai University. All rights reserved.